しあわせはあなたでした。
「めっちゃ綺麗じゃん。」
それが初めてあなたを見た時思ったこと。
私の大好きなアイドルの彼女役をやったあなたは、真っ白な肌で綺麗で儚くて、すごく強い瞳をもった女の子だった。
乃木坂46がまだそこまで有名ではなく、AKB48と同じ女性アイドルグループという認識だった。
雨の中傘をさして立っていた彼女は本当に綺麗で直ぐに消えてしまいそうだった。
白石麻衣さん、いつの間にか大きく大きくなったあなたはいつしか女の子たちの憧れになった。
どこからどうとっても綺麗、と言う言葉が1番似合うアイドルにしては勿体ないほどだったけれどそれでもアイドルをしていたあなたが一番好きだった。
人気メンバー、エースそう言われるけれどセンター曲は決して多くはない。
初めてのセンターは5枚連続でセンターを務めた生駒ちゃん以外の初めてのセンターだった。
ガールズルールはどちらかというと、今までの乃木坂46の曲とは少し違うような、明るいAKB48が歌っていそうなそんな曲。
ただ私の推しメンである松村沙友理ちゃんがフロントにいる曲でとても盛り上がるし大好きな曲だ。
歌番組で披露する時は少し控えめな煽りも、乃木坂46のコンサートになれば、想像もつかないような豪快な煽りをする白石麻衣からまいやんになる瞬間がとても好きだった。
1枚目から5枚目までまだまだ未熟な幼い子供と呼ばれる子達がフロントに立ち、2列目の真ん中にいたのが御三家と呼ばれる3人らで。
その幼い子供と大人びた女性がいるのが最初の乃木坂の魅力だったかもしれない。
その中でも白石麻衣は存在感が強く、どこにいたって目を引いた。
それでも6枚目から20枚目までセンターに立つことはなかった。
彼女はアイドルにしては存在感が強すぎた。
乃木坂46のセンターといえば、生駒里奈、西野七瀬、そして今では齋藤飛鳥の名前が挙げられると思う。
圧倒的な主人公感を持つ生駒ちゃんと、どこか儚さがあるなぁちゃん、そして必死に乃木坂46の変化を感じながらも受け止めたち続ける飛鳥ちゃん。
何故まいやんはセンターじゃないのか。
だって、まいやんとななみんのシンメがなにより美しかったから。
御三家の1人である橋本奈々未。
全く乃木坂46に興味がない人だってきっとこの2人が、センターの横に立っている姿を見た時に「強。」と感じるはず。
この2人が乃木坂46にいる事が強みであって、センターの後ろにいる安心感が半端なかった。
どちらが欠けてしまっても違う、まいやんの隣はななみん。その姿があまりにもしっくりきてしまう。
2期生で初めてセンターに立った堀未央奈のバレッタ、その後ろには2人がいた。
なぁちゃん初めてのセンター気付いたら片想いのその後ろにも2人がいた。
この2人がいたからこそ、改めてどの女性アイドルグループにも負けない強さを獲得していった。
まいやんは確かに人気もある、実力もある。
ただセンターとして映える人かといったら、それも少し違うのかな。と思っていた。
アイドルグループにはセンターがとてつもなく似合う人がいる。
それは圧倒的なビジュアルを持つ人が多数なように見えて、ただ人気というだけではないその人特有のオーラで立つ人がいる。
圧倒的な主人公感、この子が背負い続けてきたものはとてつもなく大きくそれがまた生駒里奈のアイドル人生を強くしていった。
最終的には10枚目の太陽ノックが最後のセンター曲になったけど(シングルでは)それでも乃木坂46といえば、生駒里奈というのは絶対消えないし未熟だった彼女がセンターとして堂々と立った姿は同じ曲のように見えて違って見えた。
そんな生駒里奈のラストシングルで、センターに立ったのが14枚目ぶりの単独センター白石麻衣だった。
若さと可愛さと溢れる王道アイドル感満載だった最初のセンターから、5年ぶりに単独センターとして復帰した彼女は様々な場所で先頭に立ち後輩、年下メンバーを引っ張ってきた。
若さ可愛さから美しさ強さを手に入れた彼女が歌ったシンクロニシティは、儚さの乃木坂46からまた新しいだけど乃木坂46らしさも残る素敵なシングルになった。シンクロニシティは上手く語ることが出来ない、この人たち女神の集まりなのか?というもう簡単で安直な感想しか出ないほど、美しさの塊だから。その真ん中に女神が立つんだから仕方ない。
それから乃木坂46の色を作った人がいた。
この人こそもう康が好きな感じだろうなーと思う。
まいやんが初めから完成されていたとしたら、この子は少しずつ完成されていった、ヲタクが一番好きな成長タイプだから。
初めは3列目にいて少しずつ上にあがりセンターに立ち、後ろから見ていた白石麻衣の隣に立った。
昔はあんなに違和感があったのに、まいやんとななみんの真ん中にいる西野七瀬だったのに、気付いたらまいやんに負けないくらいのまた別の輝きを持ったメンバーになったのだ。
ななみんが卒業してからまいやんの隣が一番しっくりくるのはなぁちゃんだった。
インフルエンサーの2人が真ん中にいる輝きは凄い。似たような2人じゃない、全く似ていないかわいさと美しさを持つ2人が妙にしっくり来た。
まいやん。
まいやんはいつだって乃木坂46にいて、支えてくれていつしか乃木坂46にまいやんがいる事が当たり前になった。
まいやんが居ない乃木坂46なんて考えられなかった。
だって必ず彼女は私たちの目に見える場所にい続けてくれたから。
どれだけメンバーが列が下がろうが、後輩メンバーが上に上がってこようが彼女は必ず1列目にいてセンターにいるメンバーを支えてきた。
つらつらとまいやんが何故3回しか単独センターに立てなかったのかいや普通に多いんだけど、それでももっと立ってもよかったんじゃないか?と理由を書いてきたけど、ただただもっと真ん中にいて欲しかった。
もっと乃木坂46にいて欲しかった。
十分8年もここにい続けてくれたのに、欲が止まらない。白石麻衣のいない乃木坂46が想像もつかないから。それくらい大きな人、だからエースと呼ばれるのだと思う。
エースとセンターが必ずしもイコールではないと、私はジャニーズ界隈で習ってきたので。
他の1期生の卒業は見送らねば!という強い気持ちでいたのに、まいやんの卒業はまだ駄々を捏ねてしまう。
ラストセンター曲「しあわせの保護色」
乃木坂ファンではない人からしたら、「卒業曲もっとなんか違う方がよかったんじゃない?」と思ったかもしれない。なんなら母親から言われた。
私もラジオで初めて解禁された時は、今までの卒業曲とは違う系統で驚いた。
だけど、MVを見てMステで踊る姿を見て「あー、これが乃木坂だな。」としっくり来た。
ずっとずっと乃木坂といえば、を貫いてきてくれたまいやんのセンター曲がもう「らしさ」溢れるもので涙が止まらない。
1期生全員が福神入り。
少なくなったね、本当に少なくなった。
少しずつ変わっているのにまだ追いかけてしまう。
それくらい乃木坂46は凄かった。
見ていて楽しかった、美しかった。こんな人達になりたいなと憧れだった。
乃木坂46に白石麻衣がいた事は当たり前な事ではなく、しあわせな事だった。
ずっと忘れてた、甘えてた。
白石麻衣さん。
卒業おめでとうございます。
初めてあなたを知ったのはBBJの映画化の時でした。
自担である重岡大毅が映画に出る!と言うことでワクワクしてたら、まさかのムショ帰りで彼女もち。その彼女があなたでした。
雨の中待っているあなたも、どんだけ無茶しても必ず後ろで見守っているあなたも何だかとてもお似合いに見えて(あの頃の自担は華奢で美男美女だった。)まだまだ青い2人がすごく羨ましくて、めちゃめちゃ嫉妬したこともあります。メイキング見て「なんなの!」って思ったこともありました。
ただ今では初めての彼女役があなたでよかったな、と思うしいや逆に本当にありがたいと思うし、また大人になった2人を見たいなと強く思います。
2人は何となく似ているような気がするから。
卒業する時アイドルは急に綺麗になったりするけど、あなたは変わらずずっと美しいです。
きっとそれはずっと変わらない、見た目だけじゃなく心も美しいあなたはもうだいぶん前からアイドルという大勢いる中から飛び出し、白石麻衣という新たなジャンルを作り出しています。
卒業しても変わらない。
しあわせがあなただと気づくまで、長い間かかってしまいました。
当たり前のようにそこに存在してくれてありがとう。
あなたが乃木坂46でよかった。
これからのあなたの未来がとても輝くものでありますように。
今までたくさんのしあわせをくれたあなたが、誰よりもしあわせでありますように。
願っています。
白石麻衣、出会えてよかった!!!